1989年化粧品を取り扱う会社に勤めたのがきっかけでした。もともと手先が器用で、美容にも興味があったので、20歳のころ大阪のエステティック専門学校に行きました。

簡単に習得できるものだと思っていたのが、ひどく打ち砕かれて…。何度も大阪に通いました。

愛雅粧エステティック専門学校は、国家資格を発行できるオーストラリア政府認可校AIASと姉妹提携しており、国内外に通用する技術と知識、経営学が学べます。わたしは、福島で初めてCertificate IV in Beauty Therapyを取得、さらにはDiploma of Beauty Therapy（講師資格）を取得することができましました。

基本に忠実であることはもちろんですが、技術だけではない、美しさの根本への思いを愛雅粧で養いました。技術の絶対性と同時に、お客様の精神的な美を引き出す大切さ。ビューティセラピストへの教育には、どちらも欠けてはならない要素です。

ほんとうの満足とは、料金や時間といった目先のことではなく、健康やキレイをめざすために、信頼や安心といった人本来の根本的なおつきあいがあってはじめて叶うものです。

ビューティセラピストがなすべきことは、流行の材料や機械にたよるのではなく、お客様が肌でどう感じるのかを心底理解するために技術をみがくこと。そして技術レベルを上げると同時に、お客様と話しをし、肌に触れ、表面だけでなく内面へアプローチすることです。技術がきちんとあるのは、大前提であって、「この方のために」という気持ちがあってこそ、深いところでおつきあいができ、美しさを引き出すことができるのです。

ここ郡山は、東北で唯一のブランチスクールです。愛雅粧の思いと、技術を広め、世界に通用するビューティセラピストの育成を通じて、健康で美しい人を増やしたいと思っています。知識や技術に通じるものには、集中力、学ぶ力、表現力などがあります。自分がおかれている状況を楽しみ、表現し、伝えることも実力のうち。そういったことを学ぶことで、揺るぎない自信につながっていくと思います。

愛雅粧で学んだ高度な技術力と知識を武器に自分らしさあふれる素敵なサロンを築いていただきたいと思います。

美しさとは、なんでしょう？　私は素直さと、ものごとを正面からみて見極める力だと思います。それから、自分自身をいたわるやさしさも必要でしょう。心身ともに健康で満足していないと、人にやさしくなれませんよね。見極める力とは自分にとって、正しいのか、間違いなのかを知ることです。また、自分の精神を養ない、ひとつのものに執着しない潔さもあったほうがいいかもしれません。

美しく生きるとは、内面、外面、精神面、この三面にムリがないこと。つまり、バランスなのだと思います。